Mike Lull P4、購入してそんなに日も経ってないんですが、以前から気になっていたブツがありまして。
なんとピックアップを交換してしまいました。笑
【DELANO PMVC 4 FE/M2】
選んだのはドイツのDELANOというメーカー製
PMVC 4 FE/M2というモデルなんですが、これがまた見た目からしてちょっとアレでして、
もうパッと見で怪しいんですよね。
おニューのベースなのに早速PU交換するんかい!と思われるかもしれませんが、購入前の段階から、このPUを導入することは検討しておりました。
自分はベースを始めて間もない高校生の頃にレッチリばかり弾いていたせいか(笑)、指弾きのタッチがやたら強く、未だにピッキングが荒くなりがちでして。
強く弾いても音が暴れにくいよう、テンション(感)の強い弦を探したり、リア寄りで弾くためにフィンガーレストを取り付けてみたり、色々と試してきました。
しかしトラディショナルなFender系のPUでは、リキんで弾くとどうしても基音が遅れてしまい、薄っぺらいアタックだけの音になりがちでした。
所謂『縦振動のタッチ』とは真逆のピッキングですね。
しかし自分はピックでいかにもロックな弾き方も多様するので、いずれにせよ常時『縦振動』のような音を出すことは難しいと思っております。
よって指弾きのタッチを強制するよりも、より荒い弾き方に優しい、ピック弾きの軽さもカバーできる、そういう機材に執着することは必然と言えます。
…言えます!
そこでこいつです。
ご覧の通り、でっかいポールピースが各弦の下に1つずつあります。
メーカー曰く
『全ての弦振動を、始まった瞬間から逃さず拾って出力するぜ!』
『肉々しいPBのトーンに、Stingrayのアタックとグラインドを足した感じだぜ!』
『ダウンチューニングとの相性もグンバツだぜ!』
とのこと。
実際に換装してみてですが、ほぼメーカーの売り文句通りですね。
プレベとスティングレイを混ぜたような音と言われれば、その通りだと思います。
弦に指をかけ、引っ張り、放す。
その瞬間に基音がしっかり飛び出てきます。
アタックに見せかけたただのフレットノイズではなく、ちゃんと低音のアタックが出ます。
一音目でだいぶ感動してしまいした。
音色自体はあまり変化しませんでした。
そもそもの低音の量自体が足りていない感は相変わらずです。
しかしそこは前向きに、
「アンサンブルで不要な極低音がはじめからカットされている」
と捉えています。
パッシブなのでトーンカットはできても、ローは削れませんからね。
極低音の少なさもスティングレイっぽさに一役買っているかも。
自分はトーンを多用するので、高音域を随時調整する分には問題ありません。
そっちの音域はPU交換前よりも広がっており、
スラップのプルなんかは普通のプレベよりも「らしい」音が簡単に得られます。
しかし変わったのはむしろサムの方で、
ルイス・ジョンソンのようなアタックが出ました。
あまりスラップは得意でないしバンドでは全くやらないんですが、
ついついマイコーの『Get On The Floor』を弾いてしまいます。
長くなりすぎたのでこの辺で…。
高さの調整もまだまだなので、そのうち加筆すると思います。