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Mike Lull P4のボリュームポット①

前回は

①トーンの効き方が好みでない

について長々と語りました。

今回は

②ボリュームを絞ったときに、ツマミの回し具合とボリュームの変化の具合に違和感がある

件についてです。

 

 

【スムーステーパー?】

これはズバリ

『スムーステーパーボリューム』

を採用してみました。

 

詳しくはこちらをご参照ください。

geekinbox.jp

 

ざっくり言えば

「ボリュームツマミの回し具合と、聴感上の音量の可変の度合いとの違いに違和感がないよう補正する」

「ボリュームを絞っていったときのハイ落ちを防ぐ」

といった機構です。

もっとざっくり言えば

「ボリュームツマミを絞れば絞っただけ、音量のみが下がるようにする」

ということですね。

 

古い仕様を採用したテレキャスターなんかで

「ハイパス」ってありますよね。

あれはボリュームポットにコンデンサー(ギター/ベースでは通常トーンカットに使われるアレ)を取り付けているんですが、ボリュームを絞った際のハイ落ちを防ぐもので、

音量自体の可変の度合い(カーブ)までは補正されません。

スムーステーパーではコンデンサーと一緒に「抵抗」も並列に繋ぎます。

こいつがボリュームポットのカーブを補正してくれるらしいんですよ。

細かいことは分からんのですけど。

 

 

【XOTIC Smooth Volume XP-SMV250】

以前ヤフオクで競り落としたボディとネックで、友人のギターを組んでみたことがありまして、その際に

www.soundhouse.co.jp

こいつを採用してみたんです。

ド定番のCTSポットに、オレンジドロップのコンデンサーとXoticセレクトの抵抗をつけた、配線済みのスムーステーパーボリュームポットですね。

250KΩと500KΩがあって、ポット自体はどちらもAカーブです。

 

これが友人に好評で、その後弟のギターにも取り付けたことがあります。

その頃から気になっていまして、今回自分のベースにも採用してみました。

自分のはパッシブプレベで元のポットもCTSの250KΩだったので、同じ抵抗値をチョイスしました。

 

結論、効果ありましたね。

ツマミの上げ下げと音量の可変がまさにスムース!

ツマミ8~10で急激に「いや8にしてもほぼフルやん」って感じだったのが、

9~7あたりでちょうどいい音量を出すのが楽になりました。

ボリュームいじる派の方にはオススメです。

 

でもこの商品が最高かっていうとちょっと疑問で、例えばポット本体のサイズ。

CTSは基本インチサイズなので、元のポットがミリサイズのものだと穴を拡げなきゃいけない、なんてこともあるわけです。

加工するにしてもドリルか、せめてリーマーは要りますし、そもそも元に戻せない改造はしたくない!ってこともありますよね。

マイクルルは元々CTSのインチサイズのポットだったんで、配線作業だけで交換できたのは楽でした。

 

あと、抵抗とコンデンサーをそれぞれ自分で用意するのも結構めんどくさくて、まず抵抗ってサウンドハウス様に取り扱いないじゃないですか。他のパーツは揃うのに、抵抗だけ秋葉原に買いに行くのは…。

抵抗って1つ5円とか10円程度なんですけど、それを通販で買って振込手数料やら送料やら払うのも…ねえ?

 

コンデンサーも抵抗もポット本体も自分で選び、実験を繰り返して理想の音を追求するのもいいと思いますが、前回も言ったように、プレベの配線をいじるにはピックガードのネジを全部外す必要があり、自分としてはめちゃくちゃ面倒くさいんですよね…笑

何度もネジ付けたり外したりは木部のネジ穴にも優しくないですし。

 

問題はバッチリ解決したので、自分は今後もXoticのものを購入すると思います。笑

 

今回はこんなところで。