機材厨こそブログやるべき

機材厨ベーシスト

シールド作ったよ

お久しぶりです。

離婚したのでパパを名乗るのは辞めました。

改めまして、The Oh! Yeahsというバンドでベースを弾いております、やまねと申します。

別に覚えなくて大丈夫です。

 

 

 

突如「Belden 8412とNeutrikのプラグで定番のベース用シールドケーブルを作ろう」と思い立ったので、作りました。

 

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編み込みシールドなので、尖ったドライバーやらキリやらでシールド線をほぐします。

 

ご存知の方も多いとはおもいますが、これがま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜面倒で、すでに心が折れそうです。

 

 

 

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シールド線をほぐし広げると、なんだか毛みたいなんやら紐やらがモサモサと湧いてでます。

これらは邪魔なのでちょん切ります。

 

 

ここまででもうかなり疲れたし飽きていましたが、ここで放置するのもアレなので、がんばりました。

 

 

 

8412は2芯ケーブルなので、どの線をどこに繋ぐか、作り方も色んなパターンがあります。

 

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色々と調べまして、一部で『デュアルコア』と呼ばれる接続にしてみました。

2芯ともホット(チップ)に繋ぎ、ほぐしたシールド線をまとめてコールド(スリーブ)に繋ぎます。

 

 

 

 

 

ここから、もうひとつ大変な作業があります。

 

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よく見るとブッシングが最後までねじ込まれていません。

めちゃくちゃかたいのです。

指が痛くて発狂しそうになりましたが、ここまでしか締め込めませんでした。

 

 

結局、キズと滑り防止のため革のハギレを挟んでペンチで締め込んだところ、拍子抜けするほど簡単に締め込めました。

こんなに痛い思いをした後なので、だいぶ虚しくなりましたが、結果オーライとします。

 

 

ちなみにバッキバキの黄色なのはキモオタだから…

だけではなく、単に黒のケーブルが在庫切れだったからです。

プラグのブーツまで黄色にしちゃった。

 

 

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完成です。

 

通電は幸い一発OKで、ノイズや接触不良もありませんでした。

久しぶりのハンダ付けだったので正直ちょっと緊張していましたが、よかったよかった。

 

 

普段はこれまた自作した、Mogami 2524にAmphenolのプラグを使用しています。

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こいつはもう最高で、まずモガミの1芯ケーブルは

・安い

・音が良い

・シールド線が編み込みでなくスパイラルなので、ほぐす必要がなく作業がめちゃくちゃ楽

という、自作派の強い味方なのです。

 

本当はノイトリックの金メッキプラグを使おうかとも思ったのですが、せっかくモガミが激安なのでプラグもより安くてかっちょいいアンフェノールを使ってみました。

 

何年前に作ったか忘れましたが、トラブルは一度もありません。

コスパ最高の自作ケーブルなのでは?と思っています。

 

早速、出来たてホヤホヤのベルデンと聴き比べてみました。

 

想像以上に全く違う音で驚きました。

 

太い太いとはきいていましたが、まあ、確かに、うん、太い音です。

というか、かなりクセのある音だと思いました。

 

ローミッドが盛り上がり、ハイのフレットノイズ的なカツンとした音は若干抑えられ、シャリっとしたところは小気味よく響くように感じました。

なるほど、これはベーシストにウケるはずだわな。

 

悪く言うと、若干のもっさり感は否めない気がします。

歪っぽくてザラついたローファイ感がロックのピック弾きにばっちりハマります。

 

ローファイなプレベサウンドが好きなので自分的にはアリですが、比較するとモガミ×アンフェノールはクセがなくてフラットなんだな〜と強く感じました。

 

ケーブルで色を付けたい人向けですね。

 

 

今回はこの辺で。